読む 「ほかならぬあのひと」 瀬戸英晴 文芸社
= ほかならぬあのひと [2021-09-16 20:34] »> ~/howm/2021/08/2021-08-13-000340.txt
本を買いました。 「ほかならぬあのひと」 瀬戸英晴 文芸社
ほぼ、衝動買いです。 「鶴見俊輔」をキーワードに見つけたのが、こちらブログ「犀のように歩め」 https://blog.goo.ne.jp/fc5551
ブログの内容も気に入ったわけですが、それ以上に心地良い文体に興味を抱きました。
私にはこういう文章、文体を使うことができません。
好感を抱いてブログを読みますと、自費出版の案内。 それならばとe-hon経由で注文した本を、先程、受けとってきた次第です。
なかなかの良い本です。
私は本の感想を書くのが嫌いなのですが、一つだけ。
p36 「我を忘れるという経験」 なるほどと思いました。 学生時代、灰谷健次郎から、林竹二、田中正造と読み進めた時期があるのですが、その林竹二の授業巡礼に関心を抱いたことがあります。
「学ぶこと変わること―写真集・教育の再生をもとめて」
林竹二の授業を写した写真集です。
授業に関心なかった子供たちが、次第に我を忘れ林竹二の授業にのめりこんでいく姿が時系列で写されています。
「ほかならぬあのひと」の一文を読んで、その子供たちの姿がフラッシャバックのように閃いたのです。
なお、その経緯については、是非、この本、「ほかならぬあのひと」をお読みくださいませ。
勝手にお薦め。