仕事と関係ないこと 「こどもたちこどもたち」近代出版 を読む

「こどもたちこどもたち」近代出版
1948年、1954年の子供の絵日記である.セピアの色に変色したままの森くん姉弟の絵日記が掲載されている.
1948年だから、敗戦から3年.高度成長期が始まるより前の時代だ.読んでいて、いや、絵日記を眺めていて思うのは、密な時間である.
戦争が終わって、ほっとした頃、まだまだ、物もないしお金もないしという時代であるけれど、あたふた塾へ通うわけでもなく、テレビにしがみつくわけでもなく、家族の充実した時間がそこにある。https://www.kindai-s.co.jp/products/detail.php?product_id=174幸せとは何だろうと思う.
社会の単位が、親戚という本家を中心とした一族郎党から、家族という核家族化し、いまは、一人の個人が単位になっていると思う.
人間、つまり、「人の間(あいだ)」が希薄になり、波間にぷかぷか、浮いているような気がする.
藁をも掴むというけれど、藁では頼りなく、なにより温かさがない.
あぁ、困ったもんだ。