物部自動車工業のご説明

物部自動車工業は、京都市西京区、洛西ニュータウンの近く、大原野にある自動車 車検整備認証工場です。
物部自動車工業への連絡先はこちらです。 info@monobe.info
住所 京都市西京区大原野上里北の町666 電話 075-331-2330
地図はこちら社団法人 京都府自動車整備振興会のページをご覧くださいませ。

「私の地平線の上に」鶴見俊輔著 潮出版社刊

多分、最初に読んだ鶴見俊輔の著作が「私の地平線の上に」鶴見俊輔著 潮出版社刊 だったような気がします。違うかもしれないけれど
(一つ前で「。」をつけて、その後の文に句読点を用意しないという書き方もリズムがあっていい)

p233 ひきがえるの歌
「21年7月18日 石川三四郎先生訪問のこと」という一文があります。明治から昭和を生きたアナーキスト 無政府主義者です。
彼についてはfacebookのこちらの記事 https://www.facebook.com/search/top/?q=%E5%9C%9F%E6%B0%91%E7%94%9F%E6%B4%BB&epa=SEARCH_BOXが詳しいです。その他、青空文庫にも彼の文章があります。
アナーキスト、というと、無頼、暴力的という印象がありますが、「政府」というモノを信頼しないという点では共通していますけれど、彼は国という統治システムや政府というモノに信頼が置けない、よって、山に入るという選択肢を選んだ、山の中に小屋を作り、畑を開墾して、戦争が終わるまでその生活を営みました。

青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1170.html

一部抜粋開始

日本の今後の見通し。今のプロレタリア運動は、中央集権的、官僚的、形式主義的であって、今後においてもこれから多くの期待し得ない。望みはむしろ、敗戦により失望して田舎にこもり自己反省を行いつつある人びとにある。
今まで、自分は、森林にかくれよということを説いて来たが、もうそんな必要はない。
国のすみずみで各自が小さな私塾風のものをつくって教育に従事すること。それから各種の小さな消費組合および生産組合が発達すること これに望みがある。教育ということをともなわぬ社会思想または運動には、意義はない。
代議制度というものに意味なきこと。万事について、自己の意見を他人に代表してもらうことに何の意味があるか。また自己の宣伝をして当選する者に、どうして、すぐれた人があるか。

一部抜粋終了

抜粋は鶴見俊輔が石川三四郎に会いに行く、その時の石川三四郎との会話をメモしたものです。

オルテガが「大衆の反逆」にて、民主主義が機能を維持するには政府と国民の間にしっかりとした中間団体、それはボランティア団体であるかもしれませんし、キリスト教の団体かもしれませんが、そういった中間団体がいくつもしっかりと機能していること、それによって、初めて民主主義が機能する。また、宇沢弘文氏の言う「社会的共通資本」の拡充によって、生きやすい社会を生み出すことができる。敗戦1年後のアナーキスト 石川三四郎の言葉は、いまの時代にこそ、必然のものではないか、「私の地平線の上に」を読みながら、考えておりました。